次の5項目を安全の柱としております。
全ての活動を始める前に、お子様を集め活動中の危険について説明しております。これにより、自己責任(自分の身は自分で守る)を認識させ、お子様自身が自分で危険を回避できるように意識してもらいます。
安全管理の基本であると考えております。移動する際や活動中などキャンプ期間中のいかなる場面においても、人数確認を怠らず全員の把握に努めております。
風邪などの病気や感染症(インフルエンザや感染性胃腸炎など)を予防するため、日常的に手洗いおよびうがいを励行するようお子様に促し、また、ハンカチの携帯を義務付けております。また、感染リスクを下げるため、おやつの時間では手から手へおやつを直に渡すことのないようにしています。
体の安全だけでなく、心の安全も重要であると考えております。いじめや暴力、仲間外れなどの精神的肉体的苦痛がないように、お子様とスタッフとのコミュニケーションを大切にカウンセリングを心がけています。ただ、お子様同士のやり取りですので言葉の受け取り方が言い手と聞き手で相違が生じたりするなど、場合によっては心が傷ついてしまうことも考えられます。万が一そういう状況になった場合は、お子様から悩みを聞き、解決できるように方法を共に考えていきます。
活動に合わない服装や装備は事故の要因となります。暑さや寒さへの対策はもちろんのこと、装備に不備がないよう確認しております。また、保護者様には活動に合った服装や装備(専門的な装備以外)をご用意していただけるようお願いしたく存じます。
次の3項目を安全の柱としております。
当校における過去の活動経験から、考えられる全ての活動に対する安全管理の方法や手順をまとめ、活動に参加するスタッフには事前の安全管理研修において配布し解説をして理解させております。そこには、事故発生時や重大な事故が発生した場合の連絡系統も記載しております。
また、安全管理マニュアルは、事務局内に設置したリスクマネージャーを中心に、安全管理講習会に参加する、キャンプ終了後にはマニュアルをその都度見直すなど、より明確で最良にすべく常に改善を図っております。
当校事務局が実施する研修プログラムを修了することをスタッフ(リーダー)登録の要件とし、リーダー登録したスタッフがお子様に同行しお世話いたします。
研修は当校の事務局スタッフ(活動経験は10年以上になります)が指導に当たります。研修では安全管理研修に重点を置き、危険個所や危険行動の確認、救急法、カウンセリングや野外技術の向上を図る内容になっております。また、お子様が活動する際には予測不能な考えや行動をとることも考えられます。スタッフにはそのことを十分に理解させ、安全に対して強く意識するよう指導しております。
なお、同行ディレクターは、小児救急法の訓練を受けております。
活動中は毎日スタッフミーティングを行い、危険個所の再確認とその日に感じたヒヤリハット体験を共有しています。ヒヤリハット体験の共有は、異なる視点で安全について考え視野を広げることにつながります。それによって、より安全な活動が提供できると考えております。
事前に「安全チェックシート」に従って安全チェックを行います。
活動期間中は、当日の気象条件や海洋状況を必ず確認し、実施プログラムを決定しております。なお、事前のチェックや当日の悪天候により安全が確保できないと判断した場合は、活動場所や活動内容を変更し安全の確保に努めております。
また、荒天時の避難経路をお子様やスタッフに伝えております。
水辺での活動は特に重大事故に直結する可能性が高いため、人数確認を徹底し、死角がないようにスタッフを配置して監視体制を整えます。また、お子様にはフローティングベストを必ず着用していただきます。
装備の不備や老朽化は事故に繋がります。備品リストに基づき、不備がないよう活動に合わせて準備いたします。また、準備中に備品の強度や老朽化を確認し、必要があれば新しい物と交換いたします。
活動中にケガや病気が生じた際、現地にて応急処置を行い、医師による加療が必要であると判断される場合には速やかに医療機関に搬送し受診いたします。
活動期間中、体調不良やケガによりお子様に病院での加療が必要であると判断される場合は必ずお電話にてご連絡させていただきます。なお、お子様への対処を最優先にいたしますので、場合によってはご連絡が受診後になることがあります。また、その後のキャンプ生活に支障があるなど病気やケガの具合によっては、期間途中でお迎えに来ていただく場合もございます。
期間中、当方からの連絡が何もないことが、お子様が元気に過ごされていることであるとご理解いただき、現地へのご連絡は控えていただけますようご協力いただきたく存じます。
ご集合時、担当リーダーから、お子様の健康状態や特記事項、常備薬や食物アレルギーの有無など、お申込時にお伝えいただいた事柄の確認もあわせ保護者様へ口頭にてお伺いさせていただきます。常備薬などの使用方法や日常生活でのご注意事項(トイレ補助など)などがございましたら、担当リーダーへお伝えください(対応可能な範囲内で、お申し出いただいたとおり対処させていただきます)。
解散時には、お子様の健康状態を含め期間中のご様子を報告させていただきます。
自然の中では危険はいたるところに潜んでいます。活動へのご参加にあたり、事前にご家族様よりお子様に注意を促していただけますようお願い申し上げます。
万が一、活動期間中に天災なども含め緊急事態が発生した場合、ご家族様への連絡手段として当校webサイト内のブログ(現地レポート)を使用することがございます。
キャンプ期間中に、地震などの天災が発生した場合、開催場所および開催場所が在所する行政機関の指示や勧告などに準じて、避難場所へ避難します。
万が一に備え、デイキャンプ(日帰りコース・週末1泊2日コース)において、災害時における現地での避難場所ならびに避難経路や避難方法なども確認しております。また、夏休みサマーキャンプにおきましては、宿泊場所(各キャンプ場)内に一次避難場所を設け、災害発生時にはまずはそちらに避難しお子様の人数確認ならびに安全確認を行います。その後、津波警報が発令された場合やキャンプ場では安全が図れないと判断した際には、人数確認後、行政機関の指示や勧告などに準じて避難場所に避難いたします(下表をご参照ください)。
宿泊場所 | 1次避難場所 | 2次避難場所 |
---|---|---|
西天城高原「牧場の家」(西伊豆) | 駐車場 | 当該施設、西伊豆クリスタルビューホテルなど |
東部森林公園キャンプ場(小菅村) | 第一広場(森のゾーン) | 余沢集会所、小菅小学校など |
ターキーズハウス(福士川) | テントサイト | 徳間多目的研修センターなど |
中津川村キャンプ場(中津川) | 雨天集会場 | 旧中津川小学校 |
伊豆大島 | 宿舎 | 泉津公民館、泉津地域センター体育館、岡田港待合所など |
表が途切れている場合は、横にスライドさせるとご覧いただけます。
なお、万が一、天災なども含め緊急事態が生じた場合、ご家族様への連絡を当校webサイト内のブログ(現地レポート)に掲載いたします。
アウトドアシステムでは、損害保険ジャパン株式会社の全旅協旅行災害補償制度に加入しております。自然の中での活動になりますので、安全管理には十分に配慮しておりますが、万が一ケガや事故が生じた場合には、この制度の適応範囲内にて対応いたします。
お子様に対する安全で楽しい活動および保護者様への安心をご提供することを湘南自然学校の使命としてスタッフ一同努めております。スタッフとお子様ならびに保護者様とのコミュニケーションを大切にし、常に「事故ゼロ」を目指して自然体験活動を広めていきたいと考えております。
多くのお子様のご参加を心よりお待ち申し上げます。